中学３年　『サード・キッチン』著者の白尾悠さん講演会

　1月20日(金)、『サード・キッチン』著者の白尾悠さんの講演会がありました。中学３年生は今年度一年間、国語や社会、国際総合の時間で、『サード・キッチン』を読み、作中に出てくるマイノリティとマジョリティ、差別と逆差別、日本と隣国との歴史、ステレオタイプなどさまざまなテーマについて考え深めてきました。今回は、著者の白尾さんが、実は本校創立者の佐藤善治郎先生のひ孫にあたる方だということがわかったご縁から、作品を書かれた経緯やご自身のご経験を伺う機会を設けていただきました。会の後半には、生徒からの質問に丁寧に答えてくださり、まず相手を受け入れて意見を聞くこと、相手にリスペクトの気持ちを持つこと、そして自分自身の意見も伝えながら、日々自分の考えをアップデートさせていくことなど、たくさんの心に残る言葉をいただきました。海外研修が目前に迫る中学３年生にとって、改めて今の自分自身と向き合い、背中を押していただけたような貴重な時間となりました。