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授業・進路

中1社会 現代史の調べ学習・生徒による授業の様子

 中学1年生の社会では、3学期、「現代史の調べ学習・生徒授業」に取り組んでいます。世界の地理・歴史学習の総まとめとして、現在の平和を希求する社会の土台となった「戦争の世紀」と呼ばれる20世紀前半の歴史、「第一次世界大戦から第二次世界大戦の歴史」を、小グループに分かれて分担し、本を読んでレジュメにまとめ、グループで協力して授業を作ります。
 帝国主義やホロコースト、ファシズムなど、この範囲には理解することが難しい、しかし戦争や平和の問題について考えるために土台となる概念・知識がたくさんありますが、「自分たちで授業を作り、クラスの人たちに伝える」中で、自分のものとしてつかむことができ、工夫して発表することができています。
 また授業の中では、それぞれのグループが「この授業の中でみんなに考えてほしい問」を立てて、授業の冒頭に提示し、授業の柱としています。「アメリカの大衆文化が人々にもたらしたものは何か?」「なぜユダヤ人はナチスの犠牲になったのか?・また、犠牲になったユダヤ人はどのような一生を送ったのか?」など、それぞれの生徒が、自身の問題意識に照らしながら考えることができ、フォームを使って、クラス全体で共有しながら、探究的な学習を進めています。