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お知らせ

高1化学基礎  化学実験講座の様子

高校1年生は3学期期末試験終了後の期間の放課後を利用して、化学実験講座を2日間に分けて開催しました。30名の生徒が講座に参加し、次年度『化学』を履修選択している生徒だけでなく、実験自体に興味を持って申し込んだ生徒も参加しました。また、普段着用する機会があまりない白衣を身にまとい、生徒はワクワクした様子でした。
初日に扱った内容は『アルカリ金属・アルカリ土類金属の性質』『炎色反応』『硫黄の同素体』『ゾウの歯磨き粉』『混ぜるな危険(酸性洗剤と塩素系漂白剤の混合)』『カルメ焼き(炭酸水素ナトリウムの熱分解)』の6本を行いました。普段の授業では映像教材や演示実験の扱いになる内容を生徒自身が操作し、体験しました。参加した生徒からはアルカリ金属と水が激しく反応する様子、炎色反応の本物の色、激しく吹きあがる泡など、紙面や映像だけでは感じることができない、『音』『色』『匂い』などに驚いた様子でした。また、実験書には実験内容や方法だけではなく、関連した知識のコラムも掲載されていて、日常生活との関連も意識できる機会になりました。
2日目は『炭酸水素ナトリウムの熱分解』『ホットケーキ(炭酸水素ナトリウムの熱分解)』を扱いました。炭酸水素ナトリウムの熱分解の実験では、共通テストに出題される実験結果を白紙のグラフに記入し、得られた結果を考察する本格的なものでした。質量では見えない関係性が物質量では化学反応式の係数の比と関係があることに気づき、実験を通して理解できる機会となりました。
2日間の実験講座の最後はホットケーキ作りをしました。ベーキングパウダーの成分、ホットケーキが膨らむ仕組み、プレミックスについて学習し、実践に移りました。実際に膨らむ様子を見ながら、楽しく実験することができました。この2日間を通して、生徒たちから『実際に体験出来て良かった。』『またこのような機会があれば参加してみたい。』という感想が寄せられ、化学の面白さに触れつつ、実践するとても良い講座となりました。
実験書