中1国語　　全国漢文教育学会の研究授業が行われました

　6月3日、本校中学1年生を対象とした全国漢文教育学会の漢文教育研究授業が実施されました。「今に生きる言葉」をテーマとし、故事成語の中から「矛盾」を取り上げました。「漢文は日本語とは遠くかけ離れたものであり、馴染みがない」という意識を払しょくしたい、という意図で授業が組み立てられ、生徒との対話を大切にしながら漢文の魅力を伝えていました。生徒たちは音読に大きな声で取り組むことで感じられる言葉のリズムを心地よく感じていたようです。丁寧に故事の中身を読み解きながら、最終的に「矛と盾がどちらも最強、というのは「矛盾」だ！」と生徒たち自身が気づき、「矛盾」という故事成語を背景と共に理解できました。自分の理解を言葉にした後に、国語辞典で定義を確認する作業にも真剣に取り組むことができました。