クラブ・生徒会活動
部活動 社会科部:関東大震災100周年に向けて、共にこの町を歩くpart2 追悼実践編
関東大震災100周年を機に、本校社会科部と有志、そして朝鮮学校のみなさんとで横浜を歩くフィールドワークを行っています。3月に合同準備会を行い、「関東大震災100年に何を学び、どういかしていくか?」を考えようと決め、自分たちで町をガイドすることにしました。2回目のフィールドワークとなる今回は「追悼」がテーマです。雨上がりの晴天の下、横浜市営久保山墓地を訪れました。ここは慰霊祭が行われている追悼の場の1つで、朝鮮学校の生徒さんは毎年献花に訪れています。大きな横死者合同墓の傍らに、朝鮮人虐殺犠牲者の追悼碑があります。「一市民」である石橋大司氏が後ろ手に縛られた虐殺遺体を見た経験から、震災50年後になって追悼碑を建てたものです。追悼するとはどういうことなのか、参加者はそれぞれの感想を対話で伝え、深めました。その後、多文化共生の街で知られる横浜橋商店街を満喫しました。フィールドワーク後半、震災児童作文が発見され、多文化共生先進校として現在知られている南吉田小学校を通過し、宝生寺を目指しました。宝生寺は、李誠七氏が関東大震災の翌年から追悼会を開き、1970年代に慰霊碑が建てられた場所です。このフィールドワークの取り組みは、記録や記念碑、追悼実践などを頼りに、震災の教訓を現在に再生しようとするものです。今後もプロジェクト活動を続け、9月の文化祭で協働の成果が伝えられたらと考えています。
【参加生徒感想】
今回の朝鮮学校との交流会を通して、私は関東大震災100年から、過去を隠さずに未来へ伝えていくことが大事だと感じました。 <中略> 私は今後この活動を、規模を広げて続けていくべきだと思います。見るだけではなく、自分の体で感じることで思うことは変わるのではないでしょうか。この活動を通して、私自身も関東大震災などについて思うことが増えたと感じています。この経験は人生で大事になっていくものの一つだと思うので、続けていきたいです。活動に参加できてよかったです。ありがとうございました!