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授業・進路

高2生物  光合成の色素を調べる実験授業

 神奈川学園では高校2年生から大幅選択制が敷かれており、生徒一人ひとりが自分の志望する分野の科目を選択します。高校2年生の生物の授業では、光合成の色素を調べる実験を行いました。植物などの生物は光合成によって有機物(デンプンなど)をつくり、それをエネルギー源としています。光合成は葉などの葉緑体で行われますが、そこに存在するのが太陽の光を受け取る「光合成の色素」です。今回はホウレンソウの葉から、薄層クロマトグラフィーという方法を使って調べてみました。
 葉をすりつぶし、薬品と混ぜながら、色素を抽出した液体を作ります。その後、薄層シートに丁寧にスポットして、展開槽(薬品の充満した容器)にそっと入れて観察します。力強さも、手際の良さも、繊細さも必要な実験でしたが・・・さすが高校2年生!濃い緑色だった一点から、複数の色素を分けて確認することに成功しました。
 ここからさらに計算や観察によって、それぞれの色素の種類を考察し、その内容をレポートにしてクロームブックを活用しながらまとめました。2時間連続授業で時間のかかる実験にも丁寧に取り組み、レポートを電子化して自分たちの手でまとめていくことで、実験がより活きたものとして生徒たちの学びを支えていきます。