高１公共　　「豊かさ」をどう測るか

　高校1年生の公共の時間では、これまでの総まとめとしてGDP（国内総生産）をキーワードに「豊かさとは何か」を考えました。先日、「日本のGDPは世界第4位になるのか」と報道されたばかりであり、生徒たちも関心を持って授業に参加しました。1学期に扱った「GDP算出方法」を全員で確認した後、これから来る人口減の時代に何を「豊かさ」と考えるかをグループで話し合いました。発表で様々な意見が述べられ、その一つひとつを拾いながら「それは数値で測れるものなのかどうか」を全員で考えました。最後に「GDPに代わる新しい指標」を考え、具体的にどうやって測ったらよいのか、なぜその指標を導入すべきだと考えるのか、を出し合い、次回の授業でその測定方法を考えます。クロームブックを使って意見共有する場面もあり、自分たちが暮らす国の状況を見つめることで「豊かさ」を考える興味深い内容でした。