授業・進路
中1総合 平和学習:戦争証言・新聞スクラップ発表会
中学1年生では、平和学習を続けています。先日、クラスごとに、戦争証言レポート・戦争に関連した新聞スクラップの発表を行いました。戦後78年となり、戦争体験者の方々の高齢化が進んでいます。親戚の方などから実際に聞く事の出来た人もいますが、難しい場合は映像による証言集を聴いて、レポートにまとめる事でもよいとしました。時間が経っても、戦争の時代を生きてきた人びとの証言は重く、考えさせられるものが多くありました。その時代に生きていたとしたら…とその当時を想像し、ワーク形式のプリントをもとに班の他の人の意見も聞きながら、考えていました。
[生徒の感想より]
〇他の人の意見を聞いて、戦争は外側だけの問題ではなく、内側の心にも影響があることが分かった。戦争はやりたくてやっているわけではないため、精神的にネガティブな考えになってしまったり、トラウマになって生きづらくなってしまったりする。また、原爆は、その当時亡くならずに済んだとしても、後に後遺症として残ってしまうし、楽しい時間を一瞬にして消してしまう 消しゴムのようなものだと感じ、改めて恐怖を覚えた。
もし戦争がなかったら、亡くなった人々はもっと豊かで幸せな暮らしができていると思う。だから私たちは、決して戦争を忘れてはならないし、次世代にもこのことを伝えていくべきだと思った。
〇ウクライナやイスラエルなど、最近戦争がたくさん起きていて、ニュースなどで報道されているのを毎日目にするが、月日が経つにつれ、だんだん他人事のように感じてきてしまっていた。でも、戦争証言やスクラップで班の人と意見を交わしていると、日本でも同じようなことが起きたことがあり、多くの人々が亡くなったという過去に触れることができた。
今、この感想を書いている間でも、それぞれの戦地で多くの人々が亡くなっていると思うと、決して他人事としてとらえてはいけないんだと感じた。