授業・進路
中3家庭科 被服から環境を考える/くるみボタン作り
中3被服分野では、一人ひとりがスカートを作成した後に「被服から環境を考える」授業が組まれています。「サスティナブル(持続可能な)」「エシカル(倫理的な)」ファッションについて考えようという取り組みです。生徒たちは「自分たちに買えるのは安い服」と言いながらも、その陰には「二酸化炭素排出」「低賃金労働」「労働者の健康問題」などが潜んでいることに友だちの意見や先生からの指摘を受け止めて気づいていきました。2013年にバングラデシュ、ダッカで起きた「ラナプラザ崩落事故」の問題を伝えるニュースや映画の動画を真剣に見ている姿が印象的でした。リユース、リメイク、リサイクルなどに積極的に取り組むことで、地球規模の課題を「自分ごと」に引き付けて考えられるというメッセージに納得できました。最後に、スカートづくりで生まれた端切れを活用した「くるみボタン」作りに取り組み、大満足の生徒たちでした。