クラブ・生徒会活動
部活動 関東大震災100周年、学習活動と交流のまとめに
2023年は、関東大震災から100年の節目でした。社会科部や有志の生徒で、朝鮮学校の生徒の皆さんと、2回のフィールドワークや文化祭、交流会など、関東大震災について意見交換をする活動を続けてきました。最初のフィールドワークからちょうど1年となる日に、朝鮮学校の教室をお借りして、この1年間の学習活動の報告会と今後の活動、交流活動の時間を取りました。
社会科部の生徒は、関東大震災時の小学生作文などの分析から、流言を信じないで朝鮮人のことを気遣ったのは「知り合い」かどうかだったとし、両校の交流活動の意義について強調しました。また、朝鮮学校の生徒は、9月の久保山慰霊式で話したスピーチを紹介し、たとえ残虐な行為であっても、知ること、考えることが「人間」として生きていくためには必要なのだと訴えました。歴史に学ぶことを機に出会った生徒たちは、同じ時代や地域に暮らす仲間として、交流を深めることになりました。そして、今後の両校の交流を継続することや、学んだことの社会へ発信していくことを確認し、1年間の学習を閉じました。