授業・進路
理科・生物 放課後特別授業:ブタの目の解剖実験
放課後の特別授業として、ブタの眼の解剖実験を行いました。神奈川学園では中学1年生の2学期の理科と、高校2年生の選択生物の授業で、光の刺激を受け取る眼について学びます。本物を見て触れて学ぶ解剖実験に、最初は興味と緊張が入り混じっていた様子でしたが、学年をこえて協力しながら真剣な表情で実験を進めていました。
眼球を受け取り角膜や虹彩、瞳孔、視神経などを確認後、メスやカミソリを使って眼球を前後に分けていきます。その後、内部にある網膜、ガラス体などの様子を観察していきながら、最後は水晶体(レンズ)を取り出しました。中学1年生では3学期に凸レンズの特徴について学んだため、凸レンズに近い形をもつ水晶体を文字の上において大きくなることや、遠くの景色が逆さまになって見えることも確認しました。
以下は参加した生徒たちの感想です。
・ブタの眼は思ったよりも大きくてびっくりしたし、水晶体はとてもきれいで水晶体を使って、小さい文字を見ると拡大されていたのでおもしろいと思いました。
・イカの解剖以来の解剖だったから、最初、自分の机に来たときはとても驚いた。ハサミを入れる時も結構勇気がいるなって思った。でも、学んだことをより知ることができて良かった。また、自分たちが(以前実験で)使った凸レンズよりも小さくて分厚いなと思った。
・人間と近い眼のつくりをしたブタの眼のつくりを見て触り、自分たちにもこのようにものを大きくしたりするレンズの他、視神経もあるんだなと思い、すごく勉強になりました。また、高2の先輩方の疑問なども一緒に聞くことができて、今まで以上に興味を持てました。
・水晶体が想像よりも分厚く、焦点距離が近いことに驚いた。また、眼は膜に覆われていて柔らかかったが、ガラス体が衝撃をおさえており、つぶれにくくなっていてすごいと思った。
・身体の部分の解剖をするのははじめてだったけど、豚の命の一部をもらって解剖することで、眼の構造がきちんと分かってよかったし、面白かったです。
・今日解剖をしてみて、教科書や動画などで見る時とは違い、実物で実験できてとても勉強になりました。授業ではちょうど凸レンズについて学んでいたので、その構造も知ることができました。