中学生講演会　　東北大学・榊浩平先生講演会

　６月１日に、東北大学で脳科学の研究を進めていらっしゃる助教の榊浩平先生に「スマホ・読書と学力の関係」というテーマで中学生に講演をしていただきました。土曜日ということもあり、140名を越える保護者の方にもご参加いただきました。
　中学生が榊先生のお話を聞くのは初めてです。お話には本校生徒に実施したアンケート結果分析も含まれており、興味を持ってお話を聞きました。「脳を自分で意識して育てる必要がある。スマホ使用時間や目的をきちんと意識し、自分で自分の生活をコントロールしよう」という榊先生からのメッセージをしっかりと受け取っていました。
　講演の途中、実際に脳の活動状況を見るために、三人の生徒たちが脳計測装置（NIRS）を装着し、音読や簡単な計算ドリルを行いました。画面の色が変わっていくことで脳の活動の変化が分かり、会場からは驚きの声が上がりました。
　講演会の最後には、質問や感想で手を挙げる生徒も多く、その質問一つひとつに榊先生はとても丁寧に応えてくださいました。講演会後には「みんなでスマホルールプロジェクト」の案内もあり、具体的にスマートフォンの使い方の見直しを始めることができそうです。読書の効用、自己管理力をつけることの大切さ、などを皆で確認できる機会となりました。