講演会
高3学年 崔善愛(チェソンエ)さんのピアノ演奏会・講演会を開催しました
7月16日、高3学年はピアニストの崔善愛(チェソンエ)さんの演奏会と講演会を開催しました。崔さんは、北九州出身の在日韓国人三世の方で、これまで15年間にわたって毎年のように本校に演奏・講演へお越しくださっています。崔さんは、21歳のときに外国人登録法によって強制されていた指紋押捺を拒否し、それによって再入国不許可という制裁を受け、特別永住の在住資格も奪われました。その後、彼女は永住資格を求める裁判をおこし、指紋押捺制度の問題を訴え続けました。崔さんは、自身の人生を、強国によって占領されていた祖国ポーランドを20歳で離れ、その後39歳で亡くなるまでついにポーランドへ戻ることのなかった作曲家のショパンの人生と重ね、ショパンの楽曲を国内外で演奏してこられました。本日も、ショパンの楽曲を演奏していただきながら、ご自身のこれまでの道のりを熱く語ってくださいました。崔さんの生き方は、進路実現のためにまさに今日々戦っている高3生たちの心に強く響いたと思います。