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学園日誌

中1学年  川崎市平和館へ行き、「平和」と「非平和」について学びました

 中学一年生は、平和学習の一環として、7月13日、18日に学年を2分割し、川崎市平和館へ行きました。生徒たちは、空襲時の映像や、焼夷弾の模型、防空壕など様々な資料を興味深く観察し、メモを取っていました。
 学芸員の暉峻僚三さんがご用意してくださったオリエンテーションでは、グループ内で一人ひとりがそれぞれ動物を割り当てられ、話し合って、感染症を広めないための犠牲として、一つの動物を選び、グループから排除する、というゲームを行いました。生徒たちは自分の割り当てられた動物が排除されないように、各々の考えを語ります。暉峻さんは、このゲームではある動物を排除しようとしていたが、私たちの身近なところでもそういった行為は見られるのではないか、とおっしゃっていました。関東大震災時、「井戸水に毒を入れた」という虚言から、多くの朝鮮人の方が命を危機にさらされ、本校創立者の佐藤善治郎先生がその人たちを守った、というお話を思い出し、非平和というものは、なにも戦争だけのことではないのだ、と生徒たちは考えさせられたようでした。