学園日誌
2024年度2学期終業式
12月21日、2学期を締めくくる終業式が行われ、教頭先生からお話がありました。今回のお話のテーマは「繫がる」「繋げる」ことの意味や大切さでした。
はじめに今年度力を入れている「リーディングプログラム」の成果がデータとしても日常の実感としても感じられると話されるとともに、「読書検定」の取り組み応募した中学3年生の結果も紹介していただき、本を通して人と人が繫がっていくことの面白さがあること、そして「繋がる」とは「伝えること」「受け止め合うこと」であるとお話されました。
2つ目のお話として来年が戦後80年の節目の年であり、被団協のノーベル平和賞受賞、本校で生前18回も講演をしてくださった第五福竜丸元乗組員の大石又七さんのことを取り上げられ、『女の子たち風船爆弾をつくる』という本も紹介していただきました。神奈川学園にも「学徒動員」の歴史があり、田奈にあるこどもの国に「平和の碑」を建てた経緯がありました。「平和な世界の中でこどもたちがのびのびと育ちますように」と碑に刻んだ先輩との「繋がり」を想い、「過去から学び、未来へと『繋げていく』行動が現在必要である、というメッセージを受け止めて動き出したい」、「2学期に出会ったたくさんの人やものからの豊かな学びが未来に繋がっていく」とおっしゃいました。
お話の最後に白尾悠さんの新刊『隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい』を紹介され、「みなさん一人ひとりの人生はみなさん自身のものです。それを、あらゆる意味で豊かにする歩みを止めずにいきましょう。しんどい時に隣人としてお互いに支え合いながら、歩んでいけたらと思います。2025年がみなさん一人ひとりにとって良い年になることを願いながら、お話を終わります。」ととりわけ高校3年生のことを意識されながら結ばれました。
続けて、2学期に優秀な成績を収めたたくさんの部活動や個人の紹介があり、さらに来年度から現在の制服に加えられるポロシャツについての具体的な説明が担当教員からありました。