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学園日誌授業・進路

中1・高2  神奈川学園総合・探究発表会が開催されました!

 先日、中学1年生と高校2年生が縦割りのクラスごとに分かれ、お互いの探究学習の成果を発表する機会がありましたが、今回は連携校でもある麻布大学の菊水健史先生、東京薬科大学の井上英史先生、大塩立華先生、本校校長の及川正俊先生をお迎えして、各クラスの代表者が全体の前で発表を行いました。
 まずは中学1年生が「環境・社会問題について inアフリカ」「世界中の伝統的な音楽」「ロシアのウクライナ侵攻」「アリ」「安心できる色彩構成とは?」というテーマでプレゼンをしました。一人ひとりが持っている問題意識や、調べて面白いと思ったことを生き生きと伝える姿に、大学の先生方も「本当に中学1年生?と思うような堂々とした素晴らしい発表でした」と驚かれている様子でした。中学1年生にとっては初めての探究学習でしたが、自分の好きなこと・興味を持ったことにじっくり向き合うことの楽しさを感じることができたのではないかと思います。
 高校2年生は、「鳩は益鳥か害鳥か?」「ふるさと納税は地域を救うヒーローなのか?」「ぬいぐるみは人の心にほほえみを与えられるか」「バジャウ族が現地の人と上手く共生するためには何が必要なのか」「若者が『脱サイレントマジョリティー』を果たすために最も必要なことは何か」という、それぞれの興味関心を「問い」の形にして探究してきた内容をプレゼンしました。どの課題についても問題提起がはっきりしており、文献を調べるだけでなく、自分自身で体験や実験、制作を行う中で、それを解決するための提言につなげることができており、大学の先生方からは「どの発表も今の社会問題、政治につながっていくような大変興味深いもので、とても立派でした」とのコメントを頂くことができました。聴いていた生徒にとっても、自分の仲間たちがどのようなことに問題意識を持っているのかを知り、自分自身の視野を広げる良い機会になったかと思います。高校2年生にとってはこれまでの5年間の総合学習・探究学習の集大成となる機会だったわけですが、きっとこれからも問題意識を持ち続けて、大学やその先の学びにもつなげていってくれるものと思います。