Art芸術科
音楽科の学習内容
細やかで豊かな感性を育む芸術科。表現力はもちろん、想像力や多角的な視点を育てることも視野に入れたカリキュラムです。
音楽科学習内容
美術科学習内容
音楽科の学習方針
歌唱による表現活動
楽曲を体で感じ、その中で何を表現していくかを考えていきます。外国の曲では国柄や国民性、表現の違いを学び、原語で歌えるようにしていきます。日本歌曲では、詩に込められた繊細な感性を感じ取れるよう、特に歌詞の理解に重点を置きます。より豊かに表現ができるよう、発声はもちろんのこと想像する力、詩や言葉に対する感性を育てていきます。
クラス合唱に取り組む中で培われる力
2学期末にクラス合唱の発表会である音楽会に取り組みます。各々の感性、自由な発想をクラスで意見交換し、共感を作っていきます。協調、協力して一つの作品をクラスでより良いものにするためにはさまざまな力が必要となっていきます。それは、今後社会の中で生きていく際に大切な生きる力につながります。自分一人では作ることのできないスケールの大きな作品への取り組みは、大きな達成感を得ることにつながります。
歴史とともに変化していく音楽の世界
中学3年間を通して、バロック時代から近現代までの鑑賞に取り組みます。歴史とともに音楽がどう変化していくのかということや、作曲家の生きた時代背景や人間性に触れ、作品から感じ取っていきます。また、箏と尺八の演奏者を招き、日本の伝統的な音楽にも触れます。鑑賞だけでなく、それぞれの楽器を実際に体験します。
美術科の学習方針
観察力を養う
植物、動物、人物、静物など実物を時間をかけて繰り返し見ることを大切にします。色や形だけでなく、空間や構造をとらえるものの見方と姿勢を身につけることによって、自分を取り巻く世界に対して開かれた眼を持てるようになり、自分の内面を広げ豊かにしていくことができるようになると考えます。
想像力を養う
観察によって蓄えた事物を作り変えたりすることで実際には目の前にないものを描くことが可能になり、ありえない非現実的な場面も作り出すことができます。またそのような作品を鑑賞することで感性は刺激され、未知のものへの想像が広がります。柔軟な思考力や発想力の土台となる豊かな想像力を引き出す課題に取り組みます。
表現力を養う
作品を作るということは、自分を見つめながら整理し、受け手となる他者の視点を思い描く、つまりコミュニケーションの力を養うことと考えます。遠近法や立体表現などの絵画表現のテクニックや版画技法、水彩画法などの技法や様々な素材に触れる体験、習得と合わせて、表現することの可能性や豊かさを感じながらその力を育てます。